訪れたのはスウェーデンの郊外にある村です。首都ストックホルムからスンツバルまで約1時間フライト、そこからさらに車で約1時間くらい場所にありました。8月半ば過ぎに行ったのですが、スウェーデンは肌寒くもう秋の気配でした。
ちょうどベリーやキノコがたくさん採れる時期だったので、北欧ならではの針葉樹の森と、自然の恵みをたっぷり満喫することができました。そんな自然豊かなスウェーデンの森ついて、今回はご紹介したいと思います。
ここは避暑地と言われている場所で、夏の間だけ長期休暇を取って別荘に滞在するという人も多いそうです。わたしがここを訪れるきっかけになったのは、友達の旦那さんがスウェーデンの方で、夏の時期はここに住んでいるのです。共通の友達と休みが合ったので一緒に遊びに行かせてもらいました。
針葉樹の森&のどかな自然
スウェーデンの森は、樫の木や松の木などの針葉樹林で生い茂っていて、丘の地面は固い岩みたいなところが多く、その上に苔や草花が咲いていました。
自然豊かな緑の草木が広がる中に、ぽつんとかわいいお家がありました。
わたし達が滞在させてもらったゲストハウスのリビングです。北欧らしい建物には暖炉もあってとても素敵なお家でした。外の風景はどこから見ても、木や草花がいっぱいで癒されます。
歩いて10分くらいのところには、お隣さん達が放牧をしていて、牛や羊さんたちものんびりとくつろいでいました。カメラを向けると近づいてきてくれました。
ベリーがいっぱい!!
この時期は、野原いっぱいに野生のベリーが実っていました。ブルーベリー・ラズベリー・ワイルドストロベリーなど、ベリーの好きな人にはたまりません。
ラズベリー (raspberry)
わたしはベリーの中でも、特にラズベリーが一番大好きなので、テンション上がりました。しかも「もぎたて」を食べれるというのは初めてだったので、その味には感激しました!!家の周りあちらこちらにある実は食べ放題です。(この辺り全部所有地だって広いー!!)この時ばかりは、ここに永住したいと思ったくらいです。
ラズベリーの収穫時期は夏なのでピークを過ぎていましたが、それでも十分満足でした。
ブルーベリー (blueberry)
ベリーの中では最もブルーベリーが多くありました。ブルーベリーを摘む道具があるので、簡単に集めることができます。
野原で摘んできたベリーで、パイを焼いてくれました。
ワイルドストロベリー (wild strawberry)
もう一つ感激したのは、ワイルドストロベリーです。日本にもあると思うのですが、実物は見たことがなく、WEDGWOODのワイルドストロベリーのカップの絵でしかしりませんでした。
実物も絵とそっくりで、とてもかわいかったです。味は普段食べているイチゴを凝縮して小さくした感じで、香りのフレーバーを入れてるの?と思うくらい濃厚でした。
残念ながら、ワイルドストロベリーは、もう終わりかけだったようで、数えるほどしか発見できませんでした。もっと食べたかったなあ。
レッドカラント (red currant)
和名は赤すぐりと言う赤い実も収穫しました。そのまま食べるには酸味が強いのですが、甘いソースと合わせると、酸味と甘さが調和されておいしく味わえます。
同じような赤い実なのに、毒のある食べれない実もありました。最初は見分けが付きませんでした。詳しい人に確認しないと危ないですね。
シャントレルのキノコ採り
家近くの森へシャントレル (chanterelle)というキノコを探しに行きました。
シャントレルは針葉樹や広葉樹との混交林などに広く生息しています。ヨーロッパではおなじみのキノコで、フランス料理の食材にもよく使われています。
日本でも採取できるそうですが、日本の食材と合わなかったのか、残念ながら普及しなかったようですね。
この右の写真が、見つけた時のシャントレルです。
森で採れたシャントレルでーす!シャントレルにそっくりなキノコもあったので、間違えてしまいそうでした。他にもたくさんの種類があるキノコの中には、見た目はきれいだけど実は毒キノコだったりします。キノコ採りをするなら、慣れた人がいないと危ないようです。
みんなで収穫したシャントレルで、フィットチーネのパスタを作ってくれました。香りや味にくせがないので、幅広い料理に合いそうです。生のシャントレルを使ったので触感も良かったです。また食べたいなあ。
サウナから海へダイブ!
フィンランド発祥のサウナですが、北欧のスウェーデンでも人気で、ここにもサウナ小屋がありました。薪を焚いて室内を暑くして、しばらくじわじわと汗が出てきます。暑さの限界になったら目の前のボスニア湾にダイブ!まだ8月の半ば過ぎなのに水は冷たかったけど、こんなすてきな景色のサウナは気分爽快でした。
さいごに
スウェーデンの緑豊かな景色やすばらしい自然とその恵みに、たっぷり触れることができました。初めて食べるスウェーデン料理や、ここでしかできない体験をたくさんさせてもらい楽しい旅行になりました。招待してくれた友達には本当に感謝です!!!
今度はスウェーデンの名物料理について、ご紹介したいと思います。
読んでいただいて、ありがとうございました。
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