島の人から家で採れた「島バナナ」という小ぶりのバナナをいただいたのですが、今まで味わったことのない、濃厚な甘さと程よい酸味がある奥深い味わいのバナナでした。
島バナナをおいしく食べるには、吊るして追熟してから食べるとおいしいです。今回は日本で採れる「島バナナ」の、食べごろのタイミングについてご紹介します。
スーパーマーケットなどでは、フィリピンやエクアドルや台湾産のバナナはお手軽に買う事ができますが、日本産の「島バナナ」は、沖縄や奄美大島などでしか流通していないそうです。そのバナナがここ宮古島でも買うことができます。
島バナナとは
マレー半島が原産で、小笠原諸島から沖縄本島・石垣島・奄美大島に伝わったそうで、大きさは一般的に売られているバナナより小さめです。栽培するのに数多くリスクや台風被害が多いので、生産農家が増えず小規模で行われているため、出荷量が少なく希少価値が高くなり、産地でも高値で流通しているそうです。
スーパーマーケットで売っている輸入バナナより、小ぶりな「島バナナ」の方がお値段はお高めです。房に付いているバナナの数などによって異なりますが、約1000円前後です。
モンキーバナナとの違い
見た目がとても似ていますが、食べ頃の時期の島バナナはシュガースポット(茶色の斑点)が多いですが、モンキーバナナはきれいな黄色をしています。
味の違いについては、甘みと酸味の両方を感じられるのが島バナナで、酸味がなく甘みが強くて柔らかいのがモンキーバナナです。
味は酸味があった方がお好みなら島バナナ、甘さ重視だったらモンキーバナナがおすすめ。価格はモンキーバナナの方がお安めです。
島バナナをおいしく食べるタイミングは?
スーパーマーケットなどではバナナの色はまだ緑色で、完熟していない状態で販売されているため、買ってすぐに食べてもまだおいしくありません。おいしく食べるには食べ頃のタイミングがポイントとなります。
黄色に色づいてきたのでそろそろ食べ頃かと思いきや、「島バナナ」の場合はまだ完熟の状態ではないのです。黄色くなってから更に追熟させると、皮にシュガースポット(茶色の斑点)が出てきます。
それから徐々に皮が薄くなってきて、房から簡単に外れるようになってきたら食べ頃のサインです。
お店でも食べ頃のタイミングについて説明してくれていますね。
もらって食べた「島バナナ」はすでに熟した状態だったので、わたしもお店で買った「島バナナ」を追熟させてみました。置いたまま追熟させると接地面が痛んでくるので、ひもやバナナハンガーなどで吊るしておきます。
数日後、シュガースポットがさらに出てきたので食べてみました。房からも簡単に取れました。
普段食べているバナナより皮が薄いです。初めて食べた時と同じように、濃厚な甘さに程よい酸味と芳醇な香りもあっておいしい!!奥深い味わいのバナナです。
後日、もっとシュガースポットが増えてからバナナを食べましたが、さらに甘くなっていたので、写真よりもう少し、シュガースポットが多くなってからの方が食べ頃です。
さいごに
わたしが好きなフルーツはいろいろありますが、甘さと酸味があるフルーツが好きです。だからどちらかというと柑橘系のフルーツが好きなのですが、この島バナナは甘さに加え酸味のある濃厚な味なので、とてもわたし好みの味です!
みなさんも沖縄や奄美大島へ行く機会があれば、日本で採れる「島バナナ」をぜひ味わってみてください。
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