黄色のパッションフルーツに続き、今回は一般的によく知られている、赤紫色のパッションフルーツについてです。
パッションフルーツとは
英語で「Passion fruit」 和名は「クダモノトケイソウ(果物時計草)」です。トケイソウ科の果物で、アメリカ大陸の亜熱帯地域が原産です。熱帯から亜熱帯地域の広範囲で栽培されていますが、最大の生産国がブラジルで、その周囲の中南米での栽培が主流になっているそうです。
世界には400以上の品種が存在していて、そのうち食用にされるものは、紫色や黄色種等の数種類に限られるそうです。
パッションフルーツの「パッション」の意味とは
英語で「情熱」という意味からの由来ではなく、他にある意味の中に、精神的および肉体的な苦痛の「受難」から来ているのです。パッションフルーツの花が、イエス・キリストが十字架にかけられた「キリストの受難」を象徴する形に似ているからだそうです。
南米でおもに栽培されているフルーツなので、「情熱の果物」って南国のフルーツらしい名前だなと思っていたのですがそうではないのです。
パッションフルーツの栄養効果
ビタミンA(βカロテン)・ビタミンB6・ビタミンCなどの栄養素が多く含まれていて、免疫力アップ・抗酸化作用・美肌などの効果が期待されるようです。
参考成分表:食品成分データベース 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
パッションフルーツの選び方
表面に大きな傷がないものを選ぶのがいいです。パッションフルーツ自体軽いフルーツですが、極端に軽すぎるものは、果汁が少ないかもしれないので、なるべく軽すぎないものを選ぶといいです。
パッションフルーツをおいしく食べるタイミング
ツルツルの状態では酸味が強いので、酸味が好きな人はこの状態で食べるのがいいですが、酸味を抑えたいなら常温の状態で追熟させて、甘みが増してからいただくのがベストです。
常温で追熟していると、果実にシワが出てきます。熟してくるとフルーティーな香りが増してくるので、この状態になったら食べごろです。冷蔵庫に冷やしてから食べると、いっそうおいしくいただけます。完熟したらあまり日持ちしないので、早めにいだだくようにしましょう。
食べ方は半分にカットして、スプーンですくって食べるだけです。
味の感想は、追熟しても前回食べたミズレモンよりも酸味があります。香りはやはりトロピカルな爽やかな香りがします。久々食べましたが、やはりトロピカル感がいいです。
うすい赤色のパッションフルーツも売っていたので、こちらも試してみました。値段は赤紫色のよりもお安いです。
こちらもシワが出るまで追熟させましたが、切って中を見るとスカスカぎみでした。味もあまり甘さがあまりありませんでした。たまたま買ったのが外れだったのか、赤紫色の方がおいしかったです。
さいごに
パッションフルーツの中でもこの赤紫色が一般的に知られていますが、前回ご紹介した黄色や他にもオレンジ色や赤色のパッションフルーツもあります。同じパッションフルーツでも味や形状などが多少異なるので、今度は赤やオレンジ色のパッションフルーツも試してみたいです。
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