冬の北海道の魅力の一つは良質な雪です。
スキーヤーやスノーボーダーなら、
ふわふわのパウダースノーで
一度は滑ってみたい場所です。
そんな北海道のパウダースノーは
日本だけでなく世界から「最高品質の雪」として知られていて
海外からも多くの観光客が日本に訪れています。
北海道の中でも特にニセコは
海外からの観光客が多く訪れているのをご存じですか?
かなり昔に
北海道の「キロロリゾート」に行ったことがありますが
当時のキロロに海外からのスキー観光客は
あまりみかけなかったです。
昨年ニセコに行ったときは
街やゲレンデでみかけたり話す会話は
ほとんど英語や中国語だったので
ここは日本?と思うくらいでした。
ニセコエリアは、高級リゾート地という雰囲気でした。
外資系ラグジュアリーホテルや
コンドミニアムが続々と開業する予定だそうです。
海外資本の投資家が増えているので
ヒラフは地価の上昇率がすごい場所です。
もちろんラグジュアリーなホテルと比べて
リーズナブルなホテルやロッジなどもありますが
平均的にお高めです。
そんな外国人が集まる冬のニセコは
どんな様子だっをご紹介します。
ニセコスキーリゾートってどんなところ?
ニセコアンヌプリ山(1,308m)の裾野に広がるスキーエリア「ニセコユナイテッド」のことで、4つの山がリンクするスキーリゾートで構成されています。
出典:ニセコユナイテッド
4つのスキーリゾートの特徴
スキー場の状況や街周辺の雰囲気がそれぞれ異なります。
「ニセコHANAZONOリゾート」
スキー場はそんなに混んでおらず、麓あたりの傾斜はかなりゆるめなので、初心者やファミリーにおすすめです。リフト券はグランヒラフと共通です。
このエリアは落ち着いた雰囲気で、ラグジュアリーなパークハイヤットホテル&レジデンスもオープンしています。
「ニセコマウンテンリゾート グランヒラフ」
ニセコユナイテッドの中で最も大きいのでスキー客で込み合っていることが多いです。初級~上級者まで楽しめるスキー場で、リフト券はHANAZONOと共通です。
このエリアは、宿泊施設や飲食店などが多くあるので、アフタースキーも楽しめます。車がなくても快適に滞在することができます。
ヒラフの様子です。右に見える高速ゴンドラで上まですんなりと登ることができます。外国では上級者でもヘルメット着用はあたり前のようで、ほぼ全員着用していました。確かに着用しているほうが安全ですね。
ヒラフからみえる景色です。北海道の富士山と呼ばれている「羊蹄山」が見えます。この日は結構風が強かったですが、山からの景色はきれいでした。
「ニセコビレッジスキーリゾート」
上級者向けのコースが多くあるスキー場です。ヒラフほど混んでいないので、ゆったりと滑りたい人や車がある方にはおすすめです。
ゲレンデの敷地内に「ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ」と「ヒルトンニセコビレッジ」の宿泊施設が併設されているので、飲食店や、お土産のショップもあるので、アフタースキーも楽しめます。
「ニセコアンヌプリ国際スキー場」
穏やかな斜面と幅広いコースが多く初級者から中級者向けのスキー場です。ここのスキー場は海外からよりも日本のスキー客が多いそうです。こちらも混雑していないので、ゆったりと滑りたい方におすすめです。
このエリアも、ヒラフほど多くはないでしが、宿泊施設や飲食店などが多くあるのでアフタースキーも楽しめます。
スキー場 のレストランの様子
HANAZONOスキー場のレストランの様子をYouYubeにアップされてる方がいました。
わたしは昨年オープンしたばかりのきれいな「HANAZONO EDGE」という所で休憩しましたが、この映像のようにまわりのお客さんはほとんど外国人でした。レストランの価格設定は信州などのスキー場と比べて、どれもお高めの価格でした。
YouTube: doala777
「IKON PASS(アイコンパス)」に加盟
ニセコユナイテッドは、世界最高峰のスキーリゾートをつなぐ、新しいシーズン券のスタンダードである「IKON PASS(アイコンパス)」に加盟しています。「IKON PASS」を購入すると、加盟しているの40箇所以上ある世界のトップスキーリゾートで、様々な特典とともにウィンタースポーツを楽しむことができます。
「IKON PASS」に加盟しているニセコユナイテッドには、その特典を利用できるニセコに海外から訪れる観光客も多くいるようです。アメリカにあるスキーリゾートが最も多く加盟していて、日本で加盟しているスキーリゾートは、まだニセコユナイテッドだけのようです。
ニセコ(ヒラフ)までのアクセス方法
ニセコ周辺のローカルバスは、走行している本数が少ないのと、タクシーも簡単につかまらないので、レンタカーがおすすめです。ヒラフエリアしか移動しないのであれば、バスがおすすめです。
レンタカーを利用する場合
新千歳空港からヒラフまでの所要時間は約2時間30分です。
スキーバスを利用する場合
新千歳空港からヒラフまでの所要時間は約2時間30分です。いくつかのバス会社が運航しています。その中の一つをご紹介しておきます。
JRを利用する場合
新千歳空港からヒラフまでの所要時間の目安は約4時間です。乗る時間帯によって乗車時間が異なります。乗り換えもあります。
どこの国から訪れる観光客が多いの?
以前はオーストラリアからの観光客が圧倒的に多かったようですが、近年は、中国・香港・韓国などアジア各国からも多く、欧米ではアメリカから多く訪れているようです。
出典:北海道ニセコ町
オーストラリアからの観光客は近年ニセコの物価高騰で、信州の長野や新潟へ変更する人たちが増えているそうです。
ニセコ留学
外国人の観光客が多いだけでなく、カナダやオーストラリアからワーキングホリデーで来日している人や、日本に住んでいる外国人も増えてるそうです。
そんな英語に接する機会の多い場所なので、英語を勉強したい人や、これから海外にワーキングホリデーに行く予定のある人などが、ニセコのホテルやレストランで働いていたり、短期のリゾートバイトをしている人がたくさんいます。
留学を考えている人は、ニセコで英語環境に慣れるというのもいいかもしれませんね。
さいごに
日本なのに外国に来たかのようなニセコの様子は珍しくて、不思議な感覚を楽しむことができました。ニセコエリアの価格はお高めなのがマイナスポイントですが、車で少し郊外行けばお手頃価格のレストランや市場や温泉など、楽しめる場所がたくさんあります。
スノーボードは10年以上滑っていなかったのですが、以外とすんなりと滑れたのでヒラフとHANAZONOの雪山を満喫できました。しかし昨年は例年と比べて雪が降らず積雪量が少なかったので、観光客の数もいつもの年より少なめだったそうです。わたしが滑行った頃もそんなに雪が降らなかったので、ふわふわパウダースノーではなかったのがちょっと残念でした。
今シーズンはコロナの影響もあり外国人観光客の数は激減しているようなので、いつもと違うニセコの風景になるかもしれませんね。
「GO TO トラベル」を利用すれば、ニセコのラグジュアリーなホテルやコンドミニアムが少しお安く泊まれるかも?
冬は海外からの観光客で賑わっていますが、夏は日本からの観光客も多く訪れるそうです。夏はきれいな花や草木が生い茂るのどかな風景に癒され、地元で採れる野菜や魚介など、その時期にしか取れない新鮮な海鮮や野菜など、おいしい食べ物がたくさんあるので、夏に訪れるのも良さそうですね。
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