甘酒は「飲む点滴」や「飲む美容液」といわれています。そんな栄養たっぷりの甘酒は簡単にお家でも作れます。炊飯器やヨーグルトメーカーでなくても、スープジャー(なければ保温ができるポット)があれば大丈夫です。米こうじ・ごはん・お湯を混ぜるだけです。
甘酒の種類
「米こうじ」と「酒粕」の2種類あります。「飲む点滴」といわれているのは米こうじの甘酒です。
「米こうじの甘酒」
蒸したお米に麹菌をつけたのが米麹で、酵素の発酵作用で作る甘酒です。砂糖を加えず、お米のでんぷんからの優しい甘さだけなので、飲みやすくカロリーも控えめです。
「酒粕の甘酒」
米麹をアルコールで発酵させてできたのが酒粕で、砂糖を加えて作る甘酒です。酒粕も栄養価は高いのですが、アルコールが含まれているので、妊婦さんやお子さんには適しません。
市販の甘酒との違い
市販されている甘酒の多くは、品質変化を防ぐために加熱殺菌されているので、熱に弱い酵素は壊れてしまいますが、手作りの甘酒なら酵素を壊さずに作ることができます。
加熱殺菌するまでに作られたオリゴ糖や熱に強いビタミンB群などの栄養分は、市販の甘酒にも壊されず残っているそうです。
栄養成分
こうじ菌には100種類以上の酵素が含まれていて、それらが米のでんぷんをオリゴ糖などの消化吸収されやすい糖類に変化させるそうです。
酵素によりお米を分解してできる成分に、点滴と同じ成分のブドウ糖やビタミンB群・ミネラルなどの豊富な栄養素のほかに、9種類の必須アミノ酸がすべても含まれていると言われています。
主な栄養効果
美肌作用・調整作用・疲労回復・免疫力アップ・ダイエットサポートなどの効果があると言われています。これ全部効果あればすごいですね。
※効果を保証するものではありません
スープジャーで作る量
2,3食分のレシピです。たくさん作ったけど一度に飲みきれないとか、冷蔵保存してたら酸味が出てきてしまい味が変わってしまって飲めなくなったとか、初めて作るので失敗したくないと思う方は、まずこの量で作ってみるといいですよ。
これだと少ないと思ったら、下記レシピの分量をそれぞれ2倍にしてください。
用意するもの
・米こうじ(乾燥) 30g
・ごはん 30g
・お湯 90g
・スープジャー ※口が広い方が作りやすいですが、なければ水筒でもOK
・温度計
甘酒のつくり方
① 魔法びんは、使用前に熱湯消毒しておきます。
② スープジャーにごはんとお湯を入れて、ごはんの固まりがなくなるようにしっかり混ぜ合わせて65℃くらいにします。
※米こうじを入れると温度が下がるので、少し高めの温度にしておきます
③ ②に米こうじを入れて、さらに全体が均等になるようによく混ぜ合わせて60℃くらいにします。
保温する温度は60℃で!!
60℃以上にするとこうじ菌の繁殖が弱まってしまいます。かといって低い温度で保温すると、酸味が出てくることがあるそうなので、高すぎても低すぎてもよくないのです。また糖度が出やすい温度も60℃なので、美味しく仕上げるには、設定温度が甘酒作りにおいて重要ポイントになります。
④魔法びんに入れて保温し6~10時間くらいおけば出来上がりです。
一手間ですが温度が下がってくるので、途中で少しお湯を加えて、全体をかき混ぜて再度60℃くらいで保温すると、さらにおいしく仕上がります。
※保温時間は季節によって調整してください。
わたしは甘酒をつくるお湯は鉄瓶で沸かしています。鉄瓶でわかしたお湯は、まろやかで鉄分も取れます。
まとめ
甘酒には腸内環境を整える栄養素が多く含まれているので、毎朝甘酒を飲んで腸活しています。腸は第2の脳と呼ばれているので、腸を整えておくことは大切です。
朝に飲むと代謝アップするのでダイエット効果、夜に飲むと美肌効果があるらしいので、これからは朝と夜の2回を実践してみようと思います。
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