ピルスナーなど淡色ビールの爽やかな味わいもいいですが、いつもとはちょっと違う深いコクの味わいを楽しんでみたいという方に、黒ビールの魅力についてご紹介します。
黒ビールがだめなのは苦いからという方も多いと思います。黒ビールといっても、熟成された苦味と深みの味わいのものから、苦みが少なくまろやかな味わいのものまでと、実は幅広いので、あなたのお好みの黒ビールを見つけてみてみませんか。

黒ビールとは?なぜ黒い?
焙燥した「淡色麦芽」に、100℃以上の高温で焙焦された「濃色麦芽」を加えて醸造した、黒茶色のビールのことです。

黒ビールになるまでの生成工程
黒色の「濃厚麦芽」になるまでには、つぎの工程があります。
焙燥(ばいそう)
低めの温度でゆっくりと乾燥させ、発芽の活動をストップさせます。
焙焦(ばいしょう)
焙燥した麦芽に100℃以上の高温で、香ばしい風味と色味をつけていきます。
麦芽(モルト)の種類
濃色麦芽には焙燥や焙焦の温度や方法によって、色合いや香りなどさまざまな個性が生みだされます。主なモルトには「カラメルモルト」「クリスタルモルト」「チョコレートモルト」「ブラックモルト」などが挙げられます。これらを組み合わせることで、濃褐色や黒色のビールになります。
発酵方法
上面発酵と下面発酵と異なる醸造工程によって、味わいが違ってきます。
「エール系ビール」
常温から高温で熟成させて作られ、発酵が終わると酵母が炭酸ガスとともに上に浮いてくるため、上面発酵で醸造されたビールのことです。フルーティで豊かな香りとコクの味わいが特長です。
「ラガー系ビール」
低温で熟成させて作られるビールのことで、発酵が終わるとタンクの下の方に酵母が沈むため、下面発酵で醸造されたビールのことです。すっきりとした飲みやすさとさわやかな味わいが特長です。日本で流通しているビールの多くはこちらになります。
黒ビールのスタイル
大きく4つの種類があり、味わいや製法がそれぞれ異なります。
ポーター
イギリスの港湾の荷運び人(ポーター)達が好んで飲んでいたから、この名がついたという説があります。上面発酵ビールで、ほどよい苦みと濃厚な麦芽の香りが感じられる味わいです。
★おすすめのポーター
スタウト
英語で「どっしりとした、頑強な」という意味で、アイルランド発祥の上面発酵ビールです。なめらかなクリームのような泡で、麦芽の香りと苦みが強く濃厚な味わいです。
★おすすめのスタウト
シュバルツ
ドイツ語で「黒」という意味で、ドイツ・バイエルン地方が発祥の下面発酵ビールです。苦みは少なめで、ビターチョコレートのような香ばしさを感じられる、さっぱりとした味わいです。苦い黒ビールはちょっと苦手という方や初心者の方におすすめです。
★おすすめのシュバルツ
デュンケル
ドイツ語で「黒」という意味で、ドイツ・バイエルン地方が発祥の下面発酵ビールです。コーヒーやビターチョコレートのような香ばしさを感じられ、苦みは少なく、甘さも抑えられてさっぱりとした味わいです。苦い黒ビールはちょっと苦手という方や初心者の方におすすめです。
★おすすめのデュンケル
番外編 コスパを考えたらこれもおすすめ!
こちらは第三のビールなのですが、価格はお安めなのに、黒ビールの味わいがしっかりと感じられます。麦芽の甘味があり苦みは強すぎず、すっきりとした味わいなので、苦めの黒ビールが苦手な方でも飲みやすいです。
こんな飲み方もあり
黒ビールならではの香りや苦みに、プラスして別感覚の楽しみ方もあります。こちらもの苦い黒ビールが苦手な方や初心者の方におすすめの飲み方です。
ハーフ&ハーフ(黒ビール×淡色ビール)
淡色ビールとミックスする飲み方です。普通にミックスして飲んでもいいのですが、淡色ビールと黒ビールを2層にして飲む方法もあります。
ハーフ&ハーフはお店で飲んだりはしていますが、2層にして飲んだ事がなかったので、わたしも試してみました。これが思った以上に難しくて、淡色ビールと黒ビールが混ざってしまい、きれいに2層にできなかったので画像がありません💦
YouTubeでこれをやってる動画があったのでこちらでご覧ください。3:00頃から2層になるように注いでます。
YouTube : AMS JAPAN
黒ビールフロート
この組み合わせを聞いたことがったので、試してみました。黒ビールの苦みとクリーミィなバニラの甘さの組み合わせは合います!最初の1杯目というよりは、大人のデザートとして楽しむのがおすすめです。
黒ビールに合う料理
コクがあって香ばしい黒ビールには、肉や、赤身魚、鴨肉などの料理、おつまみなら燻製のチーズやナッツが合います。以外なところでは、コーヒーに合うものとは相性がいいので、チョコレート・チーズケーキ・アイスクリームなどのスィーツともよく合います。

さいごに
黒ビールといっても、いろいろなタイプがありましたが、あなたのお好みの黒ビールはどれだったでしょうか。この機会にぜひ試してみてください。
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